NYCのMuseum of Sexに行ってみたレポ!後編

いよいよミュージアム探検も最終回! 最後に見学したのは、こちらの展示。

THE SEX LIVES OF ANIMALS
(動物たちのセックスライフ)

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(公式HPより)

膨大な数の写真、映像、研究論文を通し、生物学の観点からセクシュアリティの不思議や謎について迫るコーナー。
まず目を引かれたのが、性を営んでいる真っ最中の動物の模型。よくできてる。

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シカに至っては3P!楽しそうだな!


生物学とジェンダー学は切っても切り離せないもの。時には、その関係性が双方にとって誤解を生むこともあるし、時にはお互いにとっての新しい知見をもたらすこともある。

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"Sex and gender are neither rigid nor permanent attributes."
(セックスもジェンダーも、どちらも固定的なものでもなければ、永久的な属性というわけでもありません。)

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これはパッと見た瞬間にわくわくしたパネル。自然界にまつわるさまざまな誤解について紹介している。

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「動物は身体の見ための違いで、オスかメスか簡単に判別することが出来る」
「いいえ。大抵の場合、オスかメスかを判別することは非常に困難です」


「オーガズムとはオスのものである」
「いいえ。オーガズムはオスとメス両方が兼ね備えています」


「オスのほうがメスよりも体格が大きい」
「いいえ。多くの種において、特に魚類は、メスのほうがオスよりも体格は大きいです」


「生殖機能を持っているのは必ずメスである」
「いいえ。中にはオスが生殖機能を持っている動物もいます」



生物学に関する知識はあまりなかったぶん、なんだかとても興味深かった。わくわくした。あとはシカの3P模型が挑戦的でかっこよかった。笑



ジェンダーセクシュアリティに関するあれこれについて日頃勉強していると、「生物学的におかしいのではないか」とか「自然の摂理に反する」という主張で、いろいろなことに反対する意見に出会うことがある。しかし、実は自然界だって何でもありだったりする。ジェンダーはふたつだけではないし、子どもを産むオスだっているし、生殖には全く関係ないけど、同性同士でセックスする動物だってたくさんいる。生きている途中で、ジェンダーが変わっちゃう動物もいるし、無性生殖で子孫を反映させる”アセクシャルな”動物もいる。そういうのを見ていると、私がこれまで学校で勉強してきた、あるいは本で読んできた、いわゆる「真面目な生物学」というのは、本当に意図的に切り取られた一部分でしかなくて、本当はもっと多種多様で、面白いものなのではないかと思った。そして、その多様性と言うのは、私たち人間を取り巻くジェンダーセクシュアリティの問題を紐解くときにも、活きてくるのではないかなと思う。


これで展示は一通り終わり!ミュージアム探検は終了です。
すっごく盛りだくさんなミュージアムでした。私がさらりと見て通り過ぎたところも結構あったので、全部きちんと見て回ろうと思ったら、かなり充実した日になるはず。

Museum of Sex、革新的な知的空間。

こういう空間を、私は東京にもつくりたい。

Museum of Sex in Tokyo.

そんな場所があったらいいのにな。性について、ジェンダーについて、セクシュアリティについて、語りたい人たちが語り合い、知識を得られる場所、知的好奇心を満たせる空間、どきどきする場所。そういう場所をもっとつくりたいなぁと、NYCでふと感じました。

以上、NYCのMuseum of Sexに行ってみたレポ!でした!