変わるアニメーション、変わらない匂い。

アニメの声優さんの声が、なんか変わってきているような気がする。匂ってくる声を持っている人が少なくなってきて、乾いたパリッとした声の人が増えてきたような。私の好きな声が少なくなってきたような。
背景美術がめっきりいなくなったと、宮崎駿は言っていた。「何を描いたらいいのか、分からなくなってるんですよ」と。声優もそういう側面があるのだろうか。
そして、私の声も匂っていないということを、私は知っている。鼻の奥に残るようなものが、少なくなってきているのは確か。その点では、日本のアニメがこれから衰退してしまうような気もする。少なくとも、私の好きなアニメーションが弱くなっていくのは、確かだ。
フランスの「アデル、ブルーは熱い色」という映画を観て、これは傑作だと思った。負けた、悔しいなと。

これほどに匂いを醸し出し、広げてしまう作品があったか、と。強いなぁ。...
その点では、セルアニメーションはもう主流ではないにせよ、デジタルアニメーションを担っていくのは、もしかしたらもう日本ではないのかもしれない。私が求めている臭いを持っているのは、どこか別のところなのかも。
でも、私は見てるだけは嫌だ。疲れてもいいから、私もその中であそびたい。いっしょにやりたい。私も作品をつくりたい。