世界で活躍するために、理想を語りたい。

ピコ太郎が世界中で大ブレイクしたのは、ピコ太郎が誰も傷つけないから、そしてみんなから共感されるからだと思う。さすがにぺんぱいあっぽ―が共感されたかは分からないけど、「まぁやろうとしてることはわかるわ、よくそんなん思いついたな」って、そうやって世界中の人に思わせたから、あれだけブレイクしたのでは。
ふと思ったけど、どんなことも、もっと世界志向でやったほうが儲かると思うんだよな。日本国内のマーケットでは受け入れられるもの、面白いと思われるもの、そういうものはたくさんあるだろうが、市場を拡大して売れるように戦略を練ったほうが、どんちゃか儲かるだろうに。小坂大魔王いわく、ピコ太郎の活躍1か月分で、古坂大魔王の下積み生活25年分と同じくらいの金額が入ってきたそうだ。レアケースはレアケースだろうけど、やっぱりマーケットを世界規模に設定したほうが売れるだろう。
私はほんとうに経験も知識も乏しいから、お金の回り方のことはよく分からないけど、そんなことを思った。
もういっそこの際、儲かりたいっていう動機でもいいじゃない。とりあえず、今までとは違うことやってみようよ。多様性の引き受けだって、別に「儲かりたいから」という動機でもいいじゃん。というか、実際そうやってやってみちゃったほうが、本当に儲かると思うんだ。長い目で見たらそのほうがお金の循環はきっとよくなる。
 
ブルゾンちえみ然り、ピコ太郎然り、渡辺直美然り、自分を売り込むマーケットを世界規模に拡大している人たちは、目に見えて成功しているな、と感じる。日本の笑いのことを「サディスティックだ」と表現したのはアメリカ出身の友人なのだが、そう、日本の笑いは変に悪癖が強い。他人のことを馬鹿にしたり、アイデンティティを笑ったりすることがある。ついさっき、Youtubeでまたひとつバラエティ番組を見たが、その番組内では「デブ」「ブス」という言葉が飛び交い、「素材を生かしたメイクを心がけてます」と話した女性お笑い芸人に対して司会者は「いや生かせてへんやん、何やってもアカンねんて」と笑いながら答える。それに対して「そんなことあらへんがな!」と突っ込む女性芸人。日本のテレビは、おおむねそういう感じだ。海外進出を目指して番組をつくればいいのに、と私などは傍から見ていて感じる。それができてれば誰も苦労していないんだろうけど、本当にそう思うのだ。そうすると、うまくいけばものすごく儲かるし、新しい形の番組が生まれる。成功事例が増える。それがほかの番組にも影響を与える。私として...は、サディスティックな日本の典型的な笑いのスタイルに、積極的にメスを入れていくことが目的だ。日本国内で天下を取っている芸能人は沢山いるが、彼らほど時間をかけずとも、あるいは彼らと同じやりかたを踏襲せずとも、目に見えた形で成功することは可能なのではないかと思う。成功とは何か、といわれると難しいけれど、目に見えた形の成功とは、お金を稼ぐことであったり、知名度をぐんと上げることなのかなと思う。世界をふと見まわした時に、CMづくりやドラマ作りで、あるいはスターの行動ぶりで、ぐんと成功しているなと感じる例がある。レディーガガはハリケーンの被害に遭ったアメリカ国民を救済する寄付を募るため、アメリカ全大統領たちとともにチャリティコンサートを行った。偽善行為だと揶揄する人もいるかもしれないが、たとえそうだとしても、彼女たちの行ったイベントは価値のあるものだったのではないかと私は思う。「思い描く未来」や「こうなりたいという期待」を、ドラマでもいい、CMでもいい、コメディでもいい、どこかにまぶしておきたい。いつもどこかに。そうすると、言霊のようにして、いつか本当に実現する日が来るのではないかと思うのだ。目に見えた成功を志して、台頭してくる企業や芸能人、あるいは宣伝物やテレビ番組などが増えるのが、本当に良いのかどうかは分からないけど、私はそれがきっかけでもいいと思う。私が最終的に目指しているのはそういった目に見えた成功ではなく、目に見えない成果のほうなのかな、とおもう。最初から少し話がずれてまとまりが悪いが、そういうことを思った。嘘ではよくないけど、嘘でもいいから、もっと私を含めた多くの人に、理想を語ってほしい、もっとつくっていってほしい。そして、いつの日か、嘘を真にしてやろうと、私はおもう。