怒るということ。

「いつ地元に帰ってくるの?」
「いまのところ、○○にいる予定かな、いつ帰るかは分からない」
「そっかー、君も○○に魂を売ったわけだ」
LINEで友達とそんなやり取りをしていて「魂を売った」という一言に、私はカチンときた。しかし、どうしてカチンときたのか、自分でも不思議なほど分からなかった。いまから考えると、そのことばが内包する何かニュアンスを押し付けられることが嫌だったのかな、と思うけど、正直今でもよくわからない。でも、腹が立ったのは事実で、それを表に出さずに腹の中で消化することは可能なのだけど、それをしたら私がカチンときたという事実さえ存在しなくなってしまうし、相手に何も伝えることができない。だから、あえて伝えた。相手のSNSでの話し方やトーンは分かっているから、おそらく軽いジョークで言ってるだけだということは伝わっていた、それでも、ジョークとしてでも受け入れられないと思った。自分がその言い方にどう感じたのかを、できるだけ丁寧に説明したうえで「その言い方、なんか腹が立った、嫌だ」と、はっきり言わせてもらった。
お互いに考えの違いはあって当然で、解釈の違いだってあるから、だから、あえて、怒る。はっきり伝える。我慢することに、その時のじぶんには、何の意味も見いだせなかったからだ。怒るというのは簡単にできることではない。時と場所とタイミングと相手を選ぶ。その時は、怒った。
「怒らせる意図はなかった、次から気を付ける、ごめん」そういわれた。謝ってほしいから怒ったわけではないけれど、ちゃんと「怒っている」という事実を相手に伝えることができて、よかったなと思った。簡単にできることじゃない。