わたしの、あなたの、伝えたいこと。

 リプライもいいねもリツイートも、1000を超えている。

私がこのツイートを見た瞬間に感じたこと。それは、ただひとつだった。

無視しよう。

理由はひとつだけ。この短い文章では、石原慎太郎さんが何を意図して発言したのか、まるで理解できないからだ。例えば、「最近」とは、おおよそいつからいつごろのことを意図して発言しているのだろう?「女装した男」とは、だれのことを言ってるのだろう、差し支えなければ具体名を教えてほしい(別に興味はないが)、「大流行」とは一体どういう状態のことを指して大流行と言っている?「世の中の衰退」とは具体的にどんなこと?「狂ってきた」って何のことなのだろう?

こういうひとつひとつのことばの意味を押さえずに、主観で相手の言い分を解釈して反論することは危険であるし、時間の無駄だ。

どんなにことばを尽くしても、あいての言いたいことを理解することは至難の業だし、自分の言いたいことを相手に伝えることも至難の業だ。それなら、伝えられない、分かり合えないということを前提にして、できるだけの力をつかってことばを尽くすしかない、それが誠意というものなのではないかと思う。

石原慎太郎さんの文章からは、「私の言いたいことを伝えたい」という誠意は伝わってこない。当たり前だ、なぜならこれはTwitter、書いてあることはただの独り言だからだ。もしかしたら、酒に酔った勢いで書いただけかもしれないし、お腹が痛くて不機嫌だっただけかもしれない。書いてみたけど、本当は違うことを考えていたのかもしれない。これだけの短い文章から妄想を膨らませて反論を試みるのは、そういう意味でも無意味だと思う。

本当に伝えたいなら、そこには言葉が必要で、それが相手とコミュニケーションを取るということの第一歩ではないだろうか。誠意というと少し重たいけれど、伝えたいという気持ちがそこにあるということ。

伝えたいことを、伝えるということ。