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靄の中を歩く蛙

考える 砕く

今日も見つけた、
「カップル限定プラン!*男女限定」
「男と女」という靄にかかった概念が、ビジネスに十分利用されている今日。
日本にはレディースデイもある、女子会パッケージもある、お菓子には「男の味」と宣伝文句が書いてある、考えてみれば、世の中、男と女だらけだ。

そういえば、昔、とあるヘアサロンに行ったら、男性と女性で値段設定が違っていて、猛烈にハテナマークが頭に浮かんだことがあった。
うろ覚えだが、男性一律1000円、女性一律2300円、とかだったような気がする。え、これ、女性はペア料金なのかな?と素朴に思ったくらい。
店員さんに尋ねたら「まぁ、うちは男性のお客さんターゲットに運営してるんで、男性の設定価格を物凄く安くしてるんですよ」と回答をもらった。
女性が男性より高いのではない、男性が女性よりも安い、と。
どっちでも同じことやね。

それをフランスからの留学生の友人に話したら、「That is so sexism.」
と一蹴された。
「なぜ、髪の毛の長さや量に応じた値段設定をしない?」と。正論過ぎて、こちらが押し黙った。
日本には、セクシズムに型どおりぴったりあてはまる言葉がそもそも、存在しない。言葉が存在しないと、人間は物を考えることができない。考える自由が与えられない。だから、実質、日本にはセクシズムは存在していない。
セクシズムという概念について、話したくて話したくてうずうずしてるのに、一生懸命言葉を紡いでも、相手にさらっとかわされることも、よくあること。すごく大事なこと言ってるのに、言葉を介在していないから、伝えることすらできない。歯がゆい。