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言葉を捨てる

斬る 考える

ゲイ、レズビアン、アライ、カミングアウト、LGBT、同性愛者、性同一性障害ダイバーシティ、多様性、フレンドリー........。

そういう手垢のついた単語たちに、もう飽き飽きしてしまって、使われたり、使ったりするのにうんざりする。

拒絶、偏見、好奇心、嫌悪、無知/無理解...。何度も揉まれては揉まれ、それでもどこにも馴染むことができず、ふわふわと宙を彷徨う言葉たち。

それならいっそ、そんな言葉を使うのなんてやめてしまえばいいのに。

言葉を使わなくなったからといって、その先にある概念がなくなるわけではない。また、別の言葉が生まれるだろう。別の表現が生まれるだろう。いろいろな表現が、また生まれて、揉まれていけばいい。きっと、その新しい言葉の中から、みんなの脳裏にしっくりと染み付く言葉が見つかるはずだ。見つからなかったとしても、それでいいじゃないか。見つからないということが分かったのだから、それならそれで。

無理やりに、今ある言葉にしがみつく必要なんて、ないんだと思う。

「言いたい奴には、言わせておけばいいのよ」

有頂天ホテルという映画のワンシーンを、何故かふと思い出す。