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「男女共同参画社会」の罠

政治的に正しい言い方、「男女共同参画社会」。小学生のときにこの言葉を授業で習って、「なんでこんな小難しい言い方するんだろう、覚えにくい、苦しめるつもりか」と思ってた。最近読んだ本の中で、男女平等という言葉をどうしても使いたくない官僚の方々が、知恵を絞って造った言葉が「男女共同参画社会」だと知って、いろんなものが腑に落ちた。
男女共同参画という言葉に隠れた意図や意味を知ることもなく、こういう言葉を普段から機械的に叩き込まれている子どもたちの姿を想像すると、凄くもやもやとした気持ちになる。そして、なんでこんな言い方するの、と質問すらできない環境に自分はいたのだということに気が付かされる。

ちなみに、ジェンダーフリーという言葉。日本政府の刊行物でちらっと見かけた言葉。確か、「同性愛者や性同一性障害などの人権を擁護することは、ジェンダーフリーを擁護することではない」と記載してあったはず。そのときは、ジェンダーフリーという言葉が嫌いなのかと思っていたら、どうやら日本政府の公式見解としては、ジェンダーという言葉自体が嫌いなのだと最近やはり本で読んだ。ジェンダーフリー(この言葉の意味もよくわからないけど)を狩るならまだしも、将来的にジェンダーまで狩られてしまったら、私が勉強したいと思っていることを今後日本語で言語化していくことは、不可能に近いのかもしれないな、と思った。