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ブログをはじめたきっかけと学問紹介

勉強する 学ぶ 考える

Odai「ブログをはじめたきっかけ」

私は女性学ジェンダースタディーズ、クィアスタディーズに強い関心を持っています。それぞれの学問について紹介をしたいと思います。

女性学

女性学とは女性解放思想(フェミニズム)を理論化した学問です。

簡潔に表現するならば、

全ての女性が、自分の意志に基づいて、自分の過去・現在・未来を自己決定する

その方法や手段や論理を追究する学問だと私は思っています。

日本における女性学の誕生は1970年頃です。ウーマンリブと呼ばれる女性解放運動が活発に起こったのも1970年でした。女性学は、上野千鶴子を含めたたくさんの女性たちによって一から作り上げられた学問です。

日常生活や日々の出来事において、耐えがたい苦痛、怒り、ストレスを抱える女性たちは

 

「この苦しみはどこからうまれてくるのだろう?」

 

「これは果たして個人だけが抱える問題なのだろうか」

 

「ほかにも苦しんでいる女性がいるかもしれない」

 

と自問自答を繰り返しました。彼女たちは、自宅や公民館などに集まり、互いに意見交換をするようになります。その後、ミニコミと呼ばれる地域情報誌を作成した女性、地域団体を創設した女性、定期勉強会を開催した女性・・・。さまざまな女性たちが、自分たちにできることを模索し続けました。その結果のひとつとして、女性たちの思いや苦悩の原因と理由を学術的に議論・解明し、後世に語り継ぐための土台がつくられました。それが今日の女性学です。

大学や大学院などの学術機関において、ジェンダーや女性と名のつく授業、研究所、研究者、学術論文の数は確実に増えました。その背景には、全て歴史があるのです。

しかし、女性学は問題点も抱えています。それは、女性学が男女二元論を前提としているということです。

男女二元論とは、簡潔に表現すると「世の中は男と女で成立している」という言説です。男・女の定義は?と聞かれるとなかなか難しいので、ここでは定義を曖昧にしておきたいと思います。

女性学とは女性解放思想(フェミニズム)に則った学問です。現実に、男性と女性のあいだに発生する性差別はいまでも存在します。女性学を創設した女性たちは、女性としての自分たちを救出する方法を探していました。彼女たちにとって、「男性は敵である」と表明し(もちろん全ての女性がそう表明したわけではありませんが)、男性に対して宣戦布告することが、女性解放運動を推し進めるために必要不可欠だったのです。

念のため強調しておきますが、女性と男性という二つの単語にはさまざまな解釈と定義が存在します。私は、

女性:性差というファクターによって、社会的弱者となる人々

男性:性差というファクターによって、社会的優位性を得る人々

と定義します。この定義に、戸籍上の性別、性自認性役割、性器の形状は関係ありません。男女について定義したり議論するときに「ついてるもんついてりゃ男だ」「生理が来るんだからそいつは女に決まってる」と、個人の身体のもつ性質ばかり論じる人がいますが、それは不十分な議論なのです。身体の特徴が男性であっても社会的弱者であればその人は”女性”になりえます。逆に、身体の特徴が女性であっても、社会的優位性を得ている、または、自分の持つ社会的優位性に気付いてすらいない人は”男性”と定義できるかもしれません。難しいですよね。

大切なのは、表面的な議論を一歩踏み越えて、その先を見ることなのだと思います。

問題点の話に戻りますが、女性学が男女二元論的な考えを前提としている限り、議論できないことも多々生じてきます。それが、次に紹介するジェンダースタディーズとも関連してくるかと思います。

ジェンダースタディーズ

ジェンダースタディーズとは、何か。これ難しいなぁ。

Gender studies is a field for interdisciplinary study devoted to gender identity and gendered representation as central categories of analysis. This field includes women's studies (concerning women, feminism, gender, and politics), men's studies and queer studies. (Wikipedia) 

ジェンダースタディーズとは、①自己同一性②性化された表現 

この2つを分析の中心対象とする複合研究分野である。この分野は女性学男性学クィアスタディーズを内包する。

 どういうことや!

うーん。難しい...。説明しがたいです。私は、そもそも性差って何なんだろう?ということについて研究する学問分野なのではないかと考えています。

女性学が女性解放思想を原点にしているのに対して、ジェンダースタディーズは、性差の違い、それによって生まれるさまざまな現状について、ある意味冷静に(?)分析をする学問なのでは。(こんなこと言ったら女性学研究者の方に殴られそう)

以前、Introduction to Gender Studies(ジェンダー学概論)という授業を履修したことがありました。一番最初に配布された読書課題は、性差とは何かについて紹介する文章でしたね。Sex、Gender identity, representationなどなど。その後、日本国内における男女間の労働格差、自分も子育てをしつつ、外国に派遣され家政婦として働く女性の是非、スポーツ競技におけるジェンダーの持つ意味などについて勉強しました。楽しかったけど、一通り授業が終わって「あなたは何を勉強したの?」と聞かれても、うまく答えられませんでした。結局、自分が勉強していたのって、なんだったのだろう?と。

いまとなっては、その授業のタイトル、「ジェンダースタディーズ」ってなんなんだろう、とか、女性学概論と何が違うんだろう、とか、いろんな疑問が湧き上がってきます。何も考えてないって、怖いことなんだなぁ。

クィアスタディーズ

LGBTについて勉強する研究分野!だと今まで思ってきたし、今でもそう思っているのですが、本当にそうなのかな...。

Queer studies, sexual diversity studies, or LGBT studies is the study of issues relating to sexual orientation and gender identity usually focusing on lesbian, gay, bisexual, transgender, queer, questioning, and intersex people and cultures. (Wikipedia)

 クィア研究、セクシャルダイバーシティ研究(日本では聞いたことない名称)、LGBT研究とは、主にLGBTQとインターセックスの人々と、彼らの文化に標準をおいて、性的指向性自認に関連する諸問題を研究する学問のことである。

 大体、私の予想と似たところにWikipediaは着陸していました。よかった。

でも、私のクィアスタディーズの定義には、インターセックスに関する意識が欠落していたので、そこが新たな気付きでした。

もちろん所詮参考にしているのはみんなのお手軽辞書Wikipediaなので、定義が近いからって良いも悪いもないですけどね。

実は、私がいちばん最初に関心を寄せたのはこのクィアスタディーズでした。

ちなみにクィアという言葉は、もともと英語で「変態」という意味を持っています。LGBTコミュニティーの人々や当事者たちが、この言葉を肯定的な意味で使いはじめたことで、今日に至っては学問分野の名称として使われるに至ったのです。凄いことだと思いませんか?

クィアスタディーズに関心を寄せたきっかけは、自分の身の回りにLGBTの友人や知人、先輩がたくさんいたからです。そして、自分自身のGender identityやSexual orientationについて改めて考えるきっかけをくれたのがこのクィアスタディーズだったからです。クィアスタディーズも、女性学ジェンダースタディーズと蜜に関連しています。(密と表記するはずだったけど、蜜のほうが妖艶で好みだったから直さないことに決めた) いろんなことが繫がっていって、どんどん疑問がうまれてきます。

私は極端なタイプでした。LGBTについて勉強したい、女性学なんて退屈だし、判りきったことばっかり論じるのがつまらない、と思ってました。しかし、実際に女性学を勉強してみると、そのわかりきってると思い込んでいる部分にこそ、真の問題が潜んでいたりするんだなと気づかされます。なんでも勉強するに越したことはないと痛感します。

現在は、女性学の面白さに目覚めて、女性学関連をメインに勉強しています。

ジェンダースタディズも少しずつ並行して学んでいけたらいいなと思うし、クィアスタディーズも今後必ず勉強しようと決めています。女性学を知ることで、ジェンダークィアスタディーズへの理解度が確実によくなると思っています。

 

ブログをはじめたきっかけ。

それは、私の関心があるこれらの学問について、自分が持っている考えや意見を、素直に表現できる場所がほしかったからです。そして、その学問と生活がどう密接に関連しているのかについて、たくさんの人に知ってほしかったからというのも大きな理由です。

女性学ジェンダースタディーズやクィアスタディーズはどれも生ものを取り扱う研究だと感じることがあります。鮮度の高い社会という生き物と向き合う研究分野だからです。だからこそ頭でっかちになってはいけないし、いろんな人々の意見を仰いで吸収したいし、もっと素直に、誠実に、わかりやすく情報発信していきたい。

ブログをそんなふうに活用していきたいと思います。