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学力とは何か。

学ぶ

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私はYoutubeが好きで、よくネットサーフィンをします。今日見たのはこちら、水曜日のダウンタウンから「ゆとり世代の学力ヤバすぎる説1」。日本の頭のいい高校生を特集した番組は幾つもあるが、頭の悪い高校生を特集することはない、そこで自分たちで調べてみようという企画。これを見て、学力とは何なのかについて考えました。

 

内田樹さんは、ご自身の著書の中で学力というものをこう定義しています。

「学ぶ(ことができる)力」に必要なのは、この三つです。繰り返します。
 第一に、「自分は学ばなければならない」という己の無知についての痛切な自覚があること。
 第二に、「あ、この人が私の師だ」と直感できること。
 第三に、その「師」を教える気にさせるひろびろとした開放性。
 この三つの条件をひとことで言い表すと、「わたしは学びたいのです。先生、どうか教えてください」というセンテンスになります。数値で表せる成績や点数などの問題ではなく、たったこれだけの言葉。これがわたしの考える「学力」です。このセンテンスを素直に、はっきりと口に出せる人は、もうその段階で「学力のある人」です。

 このさっぱりとした定義が私はとても好きです。学力というのは、偏差値では推し量ることは出来ないし、出身大学の良し悪し(それすらどうやって測るのでしょう、私には分からない)でも決まらない。この番組はとても面白いけれど、でもやはり、彼らが推し量っているのは学力ではないのだと思います。学力というのは、学校で勉強出来るものでもないのです。先生は漫画でも、アニメでも、なんでもいい。そこから、何かを学び取れるということが何よりも大切なのではないかなと、私は思います。

この企画に参加している高校生たちは、たしかに学校の勉強にはついていけないかもしれないし、通知表はオール1かもしれない。でも、だからといって彼らを馬鹿呼ばわりするメディアも、大人も間違っています。彼らには、数値化出来ない魅力、学力があるかもしれないんです。とてつもない可能性があるかもしれない。

学力という言葉の意味が、表面的に使われているということを、とても危惧しています。