彼女たちから、透けて見えたもの

言いたくないけど、心の中でずっと思ってること。あえて難しい言葉も幾つか使う。 特権があるが故に、性差別を産む社会基盤の歪みに気が付かない男性がいるとする。これはこれで面倒くさい。「性差別なんて、ほんとにまだあるの?ずっと昔の話じゃないの?見…

変わるアニメーション、変わらない匂い。

アニメの声優さんの声が、なんか変わってきているような気がする。匂ってくる声を持っている人が少なくなってきて、乾いたパリッとした声の人が増えてきたような。私の好きな声が少なくなってきたような。 背景美術がめっきりいなくなったと、宮崎駿は言って…

こどものための人権教育、どう進めるか。

子どもたちに、人種の多様性という人権教育を施すにしても、日本の場合はおそらく教室のほぼ全員が日本人だ。中国や韓国やブラジルなどからやってきた、違う国籍や人種をもったこどもが、もしかしたらいるかもしれない、しかしそれも片手で数える人数ほどし…

動く観客と、動かない映画。

映画の邦題を決めるのは難しい仕事だと思う。センスがないなぁと思ってしまうタイトルはたくさんある。逆に、原語のニュアンスを不思議なくらい動かさずに邦題に持ち込んでいて、素晴らしいなと思うタイトルもたくさんある。 いまふと思い出したのが「最強の…

あたらしい学校をつくりたい。

日本の子どもたちが、「上手に取り繕う術」と「上手に嘘を付く術」を身に付けてしまっているような気がして、それを何よりも心配している、危惧している。自分たちが「本当に思ってること」はなんなのかにもっと耳を傾けてほしい。自分の声を信じてほしい。 …

レンズの中のいびつな動物たち

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか 作者: フランス・ドゥ・ヴァール,松沢哲郎,柴田裕之 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2017/08/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る これを見て思い出したことがある。 私が苦手なものをまた…

セクハラを塗り替えたい。

セクハラと言う代わりに性的侮辱と言うようにしている。セクハラという言葉が映し出す実体の重さと、その言葉が使われる文脈や、ぺらっぺらとした言葉の軽さ、その違いに、私はうんざりしているのだ。性的侮辱というのは自分で作った言葉なので、私以外につ…

ファンタジーに殺されない。

「女の人は怖いねぇ」という話が、私は嫌いだ。大抵こういう話を聞くのはテレビ番組だ。女性出演者が何か本音や本心で思っていることを口にすると「怖いねぇ」、あるいは愛想よく振舞ったり非の打ち所がないとそれはそれで「怖いねぇ」。そういう話をしたが…

私と、あなたと、みんなの#Metoo

#Metoo というタグの付いたツイートを読んでいて、私に何かmetooはあっただろうかと記憶を探っていると、ふたつ思い浮かんだ。 ひとつは、小学生のときに、女装をしたおじさんに声を掛けられたこと。そういう表現が適切なのかは分からないけど、当時の私はそ…

痴漢という犯罪に向き合う。

すこし前にテレビ番組で「痴漢冤罪の防ぎ方」を特集していた。「あなたのお父さん、あるいは兄弟、あるいは息子さんが冤罪被害にあうかもしれません。これは皆さんにとって身近な話なのです」と始まり、電車の中で痴漢に間違われないためにはどうすればいい…

そこらじゅうにちりばめられた発想力。

BURGER KING | Bullying Jr. 本人には真相を全く知らされない実験だ。こういう実験を思いついて、それをCMとして構成するところが凄いなと思う。発想力が必要だなと思う。 自分もクラブでイベントをやったり、それこそ大学にいると毎日なんでもできるから、…

歪みと、違和感と、その先に見たいもの。

勉強をするなかで、私が生まれ育った日本という国は随分と変な国だなぁと思うことが多々ある。特に、ジェンダーにまつわる問題になると、なんだか胡散臭さが漂い始める国、ジャパン。「女性が輝く社会へ」と誰かが言ってたけど、言ってることとやってること…

髪の毛というアイデンティティ

どんな時も、必要なのはWhy?の考え方だ。 どうして茶色の髪の毛ではだめなのか。学校曰く、それは生徒心得に反するから。では、どうして生徒心得に反するのか。この生徒の場合は生まれつき茶髪とのことなので、染めているわけではない。いや、髪の毛を染め…

世界で活躍するために、理想を語りたい。

ピコ太郎が世界中で大ブレイクしたのは、ピコ太郎が誰も傷つけないから、そしてみんなから共感されるからだと思う。さすがにぺんぱいあっぽ―が共感されたかは分からないけど、「まぁやろうとしてることはわかるわ、よくそんなん思いついたな」って、そうやっ…

多様性は取り戻すもの。

街並みを歩く。信号が赤から青に変わり、こちら側とあちら側から、人々が一斉に歩き出す。そこには、白人、黒人、ヒスパニック、そして私のようなアジア人、それ以外にも、各々が色々な何かを備えて、秘めて、歩いている。色々な人が街を行き交っていること…

洗礼と挑戦

Representation of womenという授業の初回授業に参加した。教授はアイスブレイクとして、学生を7つのチームに分けて、議論をしようと提案した。議論のテーマが黒板に書かれる。「フェミニズムの定義は何か」「フェミニストを3名あげよ、理由も述べよ」「フェ…

怒るということ。

「いつ地元に帰ってくるの?」 「いまのところ、○○にいる予定かな、いつ帰るかは分からない」 「そっかー、君も○○に魂を売ったわけだ」 LINEで友達とそんなやり取りをしていて「魂を売った」という一言に、私はカチンときた。しかし、どうしてカチンときたの…

ようこそ、赤ちゃん。

www.goodbyebluethursday.com 私は飛行機に乗るのが苦手だ。独特の匂い、気圧の変化、食事、やたら勢いよく水を吸い込むトイレ、座席の座り心地、そこから見える景色、圧迫感、あらゆるものが得意ではない。得意になりたいけど、実際得意ではない。昔はゲボ…

時代の変わり目は内側からやってくる。

生理をタブー視する文化は、日本含め世界のあらゆる地域に存在している。現在進行形で生理をタブー視している地域も沢山ある。とある地域(これまたどこだったか忘れてしまった)では、生理期間の女性は、学校を休まなければいけないという慣習がある。生理期…

国語辞典とフェミニズム

明日少女隊・Tomorrow Girls Troop - 日本の辞書のフェミニズム・フェミニスト定義 誰も興味のないであろうハードコアなネタに食いついてしまう私。 明日少女隊というチームによる、「日本のありとあらゆる国語辞典が、フェミニズム・フェミニストということ…

舟を編みなおす

「舟を編む」という小説を、つい最近読んだ。 舟を編む (光文社文庫) 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/03/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (49件) を見る 面白くて、一気に読み切った。辞書を航海に例えるところから、すべて…

無知からはじめよう。

無知は罪ではないと思う。 学問を深めていくということは、たくさんの本を読むことでもあり、色々な人の意見を吸収することでもある。そうすると、たくさん物事を知るようになる。たくさん物事を知るようになると、物事は一概には言えないのだということが少…

わたしの、あなたの、伝えたいこと。

最近、女装した男のテレビタレントが大流行だが、あれは一体どう言うことなのだろうか。さっぱり訳が分からない。世の中が衰退し、何でもありと狂ってきた証なのだろうか。 — 石原 慎太郎 (@i_shintaro) 2017年8月2日 リプライもいいねもリツイートも、1000…

浮気/不倫とメディア報道

lineblog.me 私は西野さんのように汚い言葉を使うことはないけれど、西野さんの言わんとしていることにはおおむね同意する。 連日の不倫騒動が実に気持ちが悪い。 浮気と不倫の違いって何なのかな、と思って調べてみたところ、コトバンクの大辞林第三版には…

三日坊主、再開

ブログのデザインを一新しました。 基本的には、自分の関心の強い学問に関する様々なことを書き貯める予定です。自分の過去の記事を読み返してみると、案外良いこと言ってたんだな、と思いました。書くことによって、頭の中にもやもやとしていたことがすっき…

書け掛け

フェミ系の話を書きたくて書きたくて、英語でもブログのようなものをやっているのですが、それも飽き足らず、日本語でも書きたくて、こういうところで書き貯めようと思いついた。

気づいたこと

life.letibee.com ピンときたツイートはふたつ。 ”手っ取り早いのは、里親、同性の親をガンガン増やして、さっさとみんなが大好きな「普通」にしてしまえはいいんじゃないかな。” 普通と普通ではない、の間に境界線を引く作業は過去に散々繰り返されてきまし…

フェミニンひとつ取ってみても

cakes.mu 母なる大地。自然を包み込む存在そのものを母と呼ぶ日本。 フェミニンというか、マザコン、というか…。 先ほど友達と「欧米主導のフェミニズムの問題性」についてちょこっと議論していたのだけど、そのひとつに「マッチョな女性を量産しがち」とい…

同性カップルの養子縁組

www3.nhk.or.jp ずっと気になっていたニュース。 養育里親とは、養子縁組を結ばずに一定期間こどもを育てる制度。 自治体によって規定が異なるが、大阪市の場合は養育里親の認定基準に性別が含まれておらず、今回、同性カップルがおそらく全国で初めて養育里…

がま口を開ける

友人と議論するときは、専門用語を積極的に使う。お互いの関心分野が近い場合は、ほぼ専門用語だったり、込み入った概念を会話に織り込む。他者を排除してしまう側面はあるけれど、専門用語は意味や指し示すものが限定されているぶん、誤解を生むことが比較…