赤い口紅にドレスを

下ネタに正装させて表舞台に立たせれば、それは下ネタではなくなる。

引用ではないです。私のただの持論。
というわけで、今日も陽気に書きます。



AV女優について。
AV女優とは、文字通り、AV(アダルトビデオ)に出演している女性のことですが、この女性たちをめぐって、普段「変だなぁ」と思う、さまざまな疑問があるのです。

まず、テレビ番組の多くが、彼女たちのことをAV女優の代わりにセクシー女優と表現するのが変。アダルトビデオのことをセクシービデオと呼んでいるテレビ局も結構あるけどこれも変。

アダルトコンテンツをアダルトコンテンツと呼ばず、単にセクシーと表現してしまうのが怖いのには訳があって、それは、説明するのが難しいのだけれど、AVで表現されているエロスと、AVではない表現場所、例えば、ドラマや映画・舞台などで表現されているエロスがぐちゃまぜにされて、混同されてしまうのが怖いなぁとおもうから。AVで表現されているエロスとは、性欲を満たすためのいわば単純エロスだとおもうのです。その一方で、映画やドラマ・舞台などで表現されているエロスというのはそうではなく、人間関係や愛情表現、あるいは芸術性を写すための、手段としてのエロスだとおもうのです。私は、それらふたつは切り離されるべきだとおもう。なぜなら、エロスの存在する意義が違うから。混同せずに分けたほうが、そこにあるエロスが何者なのかをじっくりと味わうことができるから。

セクシービデオとか、セクシー女優とか、まったくナンセンスだなとおもいます。

犯罪の話をここで引き合いに出すのは、誤解を生むかもしれませんが、ここでいう言葉の使い方って、痴漢を「わいせつ行為」とか、子どもへの性暴力を「いたずら」とか、レイプを「性的暴行」とか、都合よく言い換える手法に似ていて、少しこざかしいなあとおもう。

物事の真意を伝えるためには、言葉を淀ませてはいけないのです。はっきりと恐れずに伝えることが必要なのです。



そう、AV女優でいうと、言葉の問題ではないのですが、もうひとつだけ気になっていることがある。それは、メディアがAV女優のことを「お願いしたら何でもエッチなことをやってくれる都合のいいお姉さん」としてしか使わないことの腹立たしさについて。これに似たようなことは、グラビアアイドルにも言える。彼女たちは、幻想的なセックスを見せること、あるいは綺麗なグラマラスな身体を見せることで、観客を性的に興奮させるということを生業としています。それは事実です。でも、それは彼女たちの仕事であるというだけで、彼女たちの本質ではないと思うのです。

この際だからぶっちゃけると、「地上波では見れない!」と名の付く番組は、大抵何かしらの問題性を抱えています。地上波で放送すると問題があると分かっているから、あえて日の目を浴びにくい場所でひっそりと放映するのです。たとえば、AbemaTVを見ていると、びっくりするくらい下品な番組が結構たくさんあったりします。説明するのが難しいのだけど、なんというか、知性や品性がないんだよね。AV女優やグラビアアイドルをまさしく「なんでもやってくれるビッチな便利お姉さん」としてしか使わない番組であったり、明らかに異性愛男性の性欲を奮い立たせるためだけに企画されたんだろうな、というコーナーを堂々とやっている番組もある。それはそれで、別にいいんです。何をしようと、それはその番組の自由だから。でも、AV女優やグラドルを単に性的に消費する目線でしか捉えることが出来ない、そういう出演の仕方しか許さないメディアの現状は、少し物足りないなと私は思います。彼女たちの本質に辿り着いていないから。彼女たちはビッチな便利お姉さんではない。そのほうがメディアに使ってもらえる、そのほうが売れるから、そういうキャラクターを演出している可能性はあるけれど、それは彼女たちの一部でしかないとおもうのです。

少なくともそれは、私が見たいとおもっている世界ではない。



なにか、これまでに見たこともないような顔で、見たこともないような表情で、想像もしなかった何かを喋りだす彼女たちの姿を、私は見てみたいなと思うのです。見たことのないものこそ、見てみたいとおもうのです。もう、今までのようなありきたりの彼女たちの偶像には、私は飽きてしまったのです。

なんかね、従来とは違う見方で、AV女優やグラビアアイドルをもっと映し出していくということは、その仕事に携わっている彼女たちにとっても、エキサイティングなことなのではないかと思ったりもするのです。毎回同じことばっかり頼まれて、同じような目線、同じようなしぐさ、同じような台詞。

私はそういうものを使う気は一切ないから。

仕事、楽しいですか?どんなことが辛いですか?
将来の夢は、なんですか。野望って、ありますか。
今欲しいものは、なんですか。

例えば、セックスが大好きでAV女優になった女性がいたとして、セックスの何がそんなに好きなのか、AVを撮影していて何が楽しいのか、大真面目に語ってほしい。衣装は本人にお任せします。できれば真っ赤なドレスに、赤い口紅を差して、女性が思わず綺麗だなぁと見とれるような美しい衣装で、カメラの前に現れてほしい。私はカメラマンに指示して、あなたが最大級輝いて見えるように撮影します。胸元とかは撮らないです。それが見たいなら、AVを観ればいい。ここで見せる必要ないからね。ドキュメンタリーにして、インタビューしてみたいよね。

どんなことを話し出すのか、すごく興味があります。

どきどきするなぁ。たのしそう。